Webアクセシビリティ入門 _schooまとめ_01

schooのWebアクセシビリティ入門を受けたので、1限目〜なぜWebはアクセシブルなのか〜のメモ。
schoo Webアクセシビリティ入門 〜なぜWebはアクセシブルなのか〜

アクセシビリティとは

さまざまな利用者がアクセス可能である。より幅広い多くの人、環境でアクセスできるか。類義語としてユーザビリティ、ユニバーサルデザインが挙げられる。

  • ユーザビリティ:想定している特定の利用者がゴールまでたどり着けるか。使える使えないということではなく、好みで使えるか。使いやすいかということに重きがある。(想定によってはアクセシビリティと重なる。)
  • ユニバーサルデザイン:ひとつのものが普遍的に使いやすいデザインのこと。(想定によっては誰でも使いやすいということではない。)

Webは物理的な制約が少ないので、ユニバーサルデザインを目指すことが可能。

なぜWebはアクセシブルなのか

Webはプログラムで処理されるので、ユーザーエージェント、技術支援などさまざまなプログラムを通してユーザーにとって便利な形にできる。ユーザーエージェントとは以下のようなもの。

  • ビジュアルブラウザ
  • テキストブラウザ(w3m)
  • ダウンローダー(SiteSucker)
  • クローラー(Googlebot、文字は読めるけど画像はよめない)

ユーザーエージェントでWebは変幻自在なので、ユーザーエージェントが異なれば、異なる姿になる。
コンテンツは一つだけど、自分に合ったユーザーエージェントを選ぶことができる(自分に合った姿に変えられる)。だからWebはアクセシブルである。柔軟性があるのがWeb。また、OSの設定や技術支援を使うことでも姿が変わる。

  • ハイコントラスト
  • 拡大ツール
  • スクリーンリーダー(NVDA、VoiceOver…etc)

Webコンテンツはプログラムで解釈できる。Webがアクセシブルなのはマシンリーダブルだから。重要なのはマシンリーダブルであること。

アクセシビリティへの誤解

アクセシビリティの恩恵は高齢者や障がいがある方だけのものじゃない。
ex)一時的な障害・病気・怪我、さまざまな環境・状況、デバイスの多様性、ロボットのアクセス(google botは画像が読めないので目が見えないのと同じ状況etc…)
さまざまな状況に対応できる。(未来のデバイスにも?)

アクセシビリティの採用でビジュアルデザインがださくなる…と考える人もいるがそうではない。芸術的な自由度の制約は考える必要があるのか。Webの目的は情報を伝えることであり、「美しさ」とはユーザーに内容が伝わるのかという意味が求められる。

アクセシビリティが必要ないサイトはない。デバイスの多様化で多様化で、意外な使われることがある。

導入のハードルが高いと思われがちだが、決してガイドラインを全て実施することだけが重要ではない。まず取り組めるところから実施することが大切。

感想など

Webがアクセシビリティなのは、Webはプログラムで構成されているからであって、プログラムは受ける機械や設定によって、ユーザーが使いやすい形式に変更することが可能。ただし、あくまで、プログラムがそれらの機械や設定が使える状態でないと意味がない。
さまざまな場面、思いもかけない状況でWebにアクセスする機会が増えたということを私たちは考えなければならない。今まで言われてきたアクセシビリティよりも、柔軟な考え方でもって設計する必要があるのではないか。

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